私は、紙やキャンバスに偶然のようにあらわれた
色や形から、人の夢や記憶の奥に沈んでいるかけらが
輪郭を得て立ち上がるような絵が描けたらと思っています。
絵は動かず、色も形も長い間ほとんど変わりませんが、
観る側に経験が重なるたび表情を変え、言葉にならない感情や
忘れていた出来事にも輪郭を与えてくれることがあります。
AIが無数のイメージを即興で量産する時代に、
のんびりと滲みを観察し、乾いていく静けさの中から
育ってきた一枚の変わらない絵が、変わりゆく私たちに
寄り添う小さな支えになりますように。
2025, 12 / 13
I create paintings from chance traces of color on paper and canvas,
hoping they quietly bring to the surface moods and memories held deep inside us.